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おおくぼ整体・整骨院 西葛西駅近く
院長ブログ
2014.09.18

『どうしたら笑ってくれるか考える』

『どうしたら笑ってくれるか考える』

おはようございます!!!





今日も一日、全力で顔晴ります!!!






「どうしたら笑ってくれるか考える」






新年は何と言っても年賀状である。

以前、朝日新聞の読者欄に、

子どもが山間部の小学校に通っているという40代の母親が

「校長先生からこんな年賀状が来ました」

と投書していた。






その年賀状にはこんなことが書かれてあったそうだ。


「おもちをたべすぎておなかをこわしましょう」

「おとしだまをぜんぶむだづかいしましょう」

「わがままばかりいってしかられましょう」


都会の小学校だったら、

すぐ保護者から抗議の電話が殺到するご時勢だが、

この母親はその文章を読んで、

なんてステキな校長先生なんだろう、と思った。





年賀状に書かれている事柄は、

普段「気をつけなさいよ」と子どもに注意していることだが、

逆に「子供らしさ」を奨励することで読む人に笑いを誘っている。




笑うと頬の筋肉が緩む。

すると心まで緩むから不思議だ。

その緩んだ心の中に校長先生の本当のメッセージが

染み込んでいくのだと思う。




昭和の名人といわれた五代目・古今亭志ん生と六代目・三遊亭円生が

若い時に体験した話が芝居となって上演された。




戦時中、2人は関東軍の慰問で中国に渡った。

ところが敗戦となり、大連で置き去りにされ、

さらにソ連軍の侵攻と同時に大連は封鎖。

命からがら逃げ惑った。





食うや食わずの放浪の末、

辿り着いたのはカトリック教会のシスターたちが

戦争難民の為に炊き出しの奉仕活動をしているところだった。

そのシスターたちも、本部から退去命令が出て、

難民を見捨て、その地を去らなければならないという苦境に立たされていた。





そこに現れた志ん生さんと円生さん。

「自分たちは噺家だ」

とシスターに説明するのだが、

世間離れしているシスターたちに理解されない。




「生きることは苦しみそのもの。

苦しみや悲しみは放っておいても生まれてくるのです」

とシスター。




「あんたたちの教えには笑いが入っていないのかい?」

と円生さんが聞くと

「元々笑いなんてこの世には備わっていません」

とシスター。




「この世にないなら作るんだよ。

俺たちは笑いを作る仕事をしているんだ」

と円生さん。




シスターが不思議な顔をして、

「笑いを作りだしてどうするのですか?」

と聞く。

一瞬答えに窮する2人だが、こう答えた。





「落語はね、貧乏を楽しい貧乏に変えちゃうんだ。

悲しさを素敵な悲しさに変えちゃうんだ」(円生)


「俺なんか葬式でも洒落を言っちゃうよ。

薄化粧をしている色っぽい後家さんを見て、

『後家さんもいいもんだな。うちの女房も早いとこ後家さんにしよう』

とかね」(志ん生)




それから落語のネタを披露。

それまで冷静沈着だった4人のシスターが笑い転げる。

すると、不思議なことに彼女たちの心に希望と勇気が湧いてきたのだ。

「ここに残りましょう。

最後の1人まで難民を助けましょう」と。





「たかがお笑い」

と笑ってはいけない。

ユーモアやジョーク、ウィットに富んだ話には

人生を豊かにしたり、心を明るくする力がある。





如何に相手を笑わせるかを考えよう。

くれぐれも人様から笑われないように・・・・・。




出典  日本一心を揺るがす新聞の社説  みやざき中央新聞 編集長 水谷もりひと  ごま書房新社

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笑いってホント大事と思います。

体に関する観点からも、免疫力が上がります。

状況が表情や感情を支配するのではなく

表情や感情が状況を支配することもできる。


素晴らしいお話です。

最後までお読み頂きありがとうございました。ページトップに戻ります。

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