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院長ブログ
2013.04.05
『「お金に困らない人」』
おはようございます!!
今日も一日、全力で顔晴ります!!!
「お金に困らない人」
新潟市に「北方文化博物館」というのがあります。ここはもともと新潟県下一の大地主であった伊東家の屋敷でした。
今は、伊東家の子孫が館長をしています。
数人でそこを訪れたとき、伊藤館長は、庭にある築山を見ながら、懐かしそうに子どものころの話をされました。
その築山は、高さ5Mほどのものなのですが、造るのに3年半かかったというのです。
ブルドーザーを使えば、2時間でできそうなのに、どうして3年半もかかったのでしょう。
実は、数十年前、この築山を造るにあたり、当時の伊東家の当主が、近郷近在の人に呼びかけ、
「クルマや機械を使わずに土は手で運んでほしい」と要請したそうです。
幼い子ども、おじいちゃん、おばあちゃん、何百人の人が、機械を一切使わずに、手だけで外から運んだそうです。
そして幼かった伊藤館長が中学生になったときに、近所の農家からこう言われたそうです。
「あなたの家には、命を助けられました。」
その当時、たまたま越後平野は不作が続き、付近の農家はつらく苦しい状況でした。
当主はその人たちが長く仕事に従事できるよう「土は手で運んでくれ」と言ったのだとか。
手で運ぶなら、小さい子どももお年寄りも働き手に加わることができたので、家族が多い人ほど実入りがよかったようで、「築山を造ることをやってくれたおかげで、一家心中しないですみました」という家が何百世帯もあったそうです。
その話を耳にした伊藤館長は、家の人に「そういうことだったの?」と聞いたら、そのとおりだったそうです。
「いくら困っていても、お金をあげてはいけない。それはプライドを傷つけることになる。代わりに仕事を作ってあげることで、自然に無理なくその仕事に従事することができる」というものでした。
伊藤館長には、その考えがすごく衝撃的だったそうです。
お金を持っていても「どうやってお金を集めようか」と考えている人ではない、ということでした。
「いつどんなときにお金を使うか」「どうしたら喜んでもらえるか」を常に考えていたのです。
いざというときに、このようなお金の使い方ができると、まわりの人たちは、自分たちが困ったときに、
この家から仕事という形でお金が流れてくるのですから、「この家に富んでいてもらいたい」「裕福であり
続けてほしい」と思うのではないでしょうか。
もしかしたら、こうした周囲のみなさんの想念の上に乗っかっていることが、お金に困らない秘訣なのか
もしれません。
「困ったときに、いかにお金を集めるか」ではなく、
「人が困ってるときに、いかに自分の富を吐き出せるか」
中経出版 著 小林正観 「100%幸せな1%の人々」より
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「どうやったら喜んでもらえるか」
僕らの業界も同じです。
「どうしたら患者様が喜んで帰ってくれるか」
もっともっと考えて顔晴ります!!!!
最後までお読み頂きありがとうございました。
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