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院長ブログ
2014.12.26

『ローマ帝国はなぜ滅びたのか』

『ローマ帝国はなぜ滅びたのか』

おはようございます!!!





今日も一日、全力で顔晴ります!!!





今日は大好きなメルマガ「人の心に灯をともす」バックナンバーより

00564226s@merumo.ne.jp



「ローマ帝国はなぜ滅びたのか」









日本を代表する地球物理学者と言われた、

竹内均氏の心に響く言葉より・・・





ローマ帝国はなぜ滅びたのか。



それは外敵の侵略でもなく、

地震、火災、洪水、飢饉などの理由ではない。

古代ギリシアその他のあらゆる文明が、

ほとんど同じパターンをたどって滅びさっている。





ローマ市民は大土地所有者や政治家の門前に、

無料のパンを求めて群がった。




彼らの支持と人気を得るために、

その大土地所有者や政治家は、

彼らの一人一人にパンを与えた。






こうして、働かないで無料のパンを得る方法を

覚えた市民たちは、

次には持て余した時間で退屈しのぎを

するためのサーカスを求めた。





現在でいうレジャーである。




市民からの点数をかせぐために、

ここでまた政治家たちは

巨大な競技場、集会場、娯楽施設、公衆浴場などを作った。





そしてその競技場で、

公共の費用でまかなう競技や見せ物を行い、

市民の求めるレジャーを与えた。





紀元41ないし45年の皇帝クラディウスのときすでに、

競技や見せ物を行うための競技日が93日、

公の休日が159日に達していた。





こういう要求はとどまることを知らない。




紀元300年には、

競技日は175日、公の休日は200日にも達していた。




こうしてローマの市民たちは、

無料のパンとサーカスの配給を受け、

繁栄と福祉を楽しんだ。





しかし、「ただほど高いものはない」。




このときすでに、

ローマ人やローマ社会の腐敗や、

ローマ帝国の没落が確実に始まっていたのである。





責任や義務を負うことを忘れた市民たちは、

権利だけを主張した。

エゴの氾濫(はんらん)と悪平等主義の流行である。




ローマは、市民の「パンとサーカス」

に対する要求によって滅んだと言われている。



『「修身」のすすめ』 講談社文庫





最盛期のローマ帝国は300万平方キロといわれ、

現在のインドの国土と匹敵する。

人口は7000万人で、

首都ローマの人口は100万ないし、120万とも言われている。




すべての道はローマに通じていると言われた道路は、

5627本あり、すべてローマから発していた。




「ローマが滅ぶときは、世界が滅ぶとき」

とまでいわれ、栄華を誇ったローマ。





自ら責任をとらず、国や組織に要求することばかりを

考えている人々が増えたとき、国は滅びる。




我々は、仕事や生活がうまくいかなくなったとき、

往々にして、国や、社会や、景気のせいにしてしまう。




自ら努力しないことを棚にあげて、

人のせいにする。




また、努力せずに、お金や物が手に入ったりすると、

それはラッキーなことと喜ぶ。




人間は一度、

そういう僥倖(ぎょうこう)に出合ってしまうと、

困ったことが起きたとき、

もう一度そういう幸運がやってこないかを願ってしまう。




依存する心が芽生え、自ら打開する勇気や、

挑戦する心を失ってしまうのだ。




独立不羈(どくりつふき)という言葉がある。



他から何の束縛や制約も受けず、

自らの考えに従って事を行うこと、だ。




「ただほど高いものはない」



独立不羈の気概をもって、努力を積み重ねたい。





メルマガ「人の心に灯をともす」バックナンバーより




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「ワイルドダックの教え」

でも同じようなことが書かれています。




何千キロをも飛べる野鴨が、

ある老人から餌をもらうようになり、餌を探す必要がないと、そこに住み着いてしまい、

老人の死後、肥えてしまった野鴨たちは飛べなくなり、

春の雪解けの濁流にのまれ全滅した。




依存することで楽にはなっても

生きるための大切なモノを失ってしまう

「楽は堕落の始まり」と教わったことがあります。




依存することなく

人のせいにすることなく努力していきます






最後までお読み頂きありがとうございました。

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