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2015.04.10
『女子の武士道 1』
おはようございます!!!
今日も一日、全力で顔晴ります!!!
「常に心を平静に保つ」
小学校に通う傍ら四書や日本史、書、お裁縫などの手習いと、
少女時代の祖母の日常は大忙しでした。
加えて農作業を始めとする家の手伝い、
ときには家計をわずかでも助けるために他家で子守の手伝いもしていました。
少女時代の祖母は活発な性格だったため、
忙しいくらいの方が、かえってお転婆をすることが少なくなってよいと
両親は考えていました。
そして、これくらいのたしなみがあれば、
いつ嫁ぐことになっても困らないだろうと安堵していたのです。
ところがその安堵も、祖母が十一歳になる年にあえなく消し飛んでしまいました。
それは農繁期のことです。
大人たちがこぞって農作業に出てしまうため、
祖母は子守を頼まれました。
ふたつになるかならないかの女の子を背負って庭に出た祖母は、
請われるまま飛び石を飛んで女の子を喜ばせていました。
その時、ふとした拍子にバランスを崩してしまったのです。
とっさに「怪我をさせてはいけない」という思いがめぐったのか、
祖母は女の子をかばうように自分の背中にしっかりと押しつけ、
前に手を突くことができないまま勢いよく倒れてしまったのです。
悪いことに倒れ込んだ場所には植え込みがあり、
そのひと枝が祖母の左目を突いたのでした。
普通なら反射的に目を閉じて瞼を傷つけるだけで
済みそうなことです。
それが、なぜ瞳を突き刺してしまったのでしょうか。
自分の倒れ行く先が女の子を確かに守れる場所であるかどうか、
間際まで目を見開いていたのでしょうか。
もしそうであるならば、
祖母は自分を犠牲にして女の子を守ったことになります。
「女の子が顔を傷つけては一大事」ということが、
今以上にいわれていた時代。
祖母はそれを自分よりも幼い少女に当てはめて、
万が一のことがあってはならないと咄嗟の行動を取ったのかもしれません。
女の子は怪我ひとつせず、
びっくりした顔で祖母の背中から降りました。
異変に気づいた大人たちが駆けつけると
祖母は自由になった手で片目を押さえました。
その手指の間からは血が流れ出ています。
けれど祖母は痛がるようすもなく立ち上がり、
女の子を危ない目に遭わせてしまったこと、
農繁期だというのに農作業を中断させてしまったことを詫びたのです。
すべての鍛錬は
「危機や惨禍に対して、常に心を平静に保つ」
ためにあると『武士道』にはあります。
祖母のとっさの判断は、
心が平静に保たれていたためにできたことなのでしょう。
そのうえ祖母は、自分のことよりも
「自分を信頼して子守の仕事を頼んでくれたというのに
このようなことになって申し訳ない」
という相手への礼を先んじたのです。
犠牲をも厭わない責任感が、
年端もいかない少女の心に植え付けられていたことを
思うとただただ驚くばかりです。
出典 女子の武士道 著 石川真理子 致知出版社
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己の怪我よりも信頼してくれた人たちへ
まず先に詫びるという心
大人でもなかなか持っていない責任感や礼の心を
わずか11歳の子どもが持っているとは全く驚くばかりです。
「女子の武士道」はおススメの本です。
次回はこの話の続きを書かせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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