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院長ブログ
2015.06.11
『立派な人というのは・・・』
おはようございます!!!
今日も一日、全力で顔晴ります!!!
「立派な人というのは、
ある人と絶交しなければならなくなったとしても
その人の悪口を言わない」
(君子は交じり絶ちて悪声を出さず 『講孟剳記』)
これは中国・戦国時代の燕の武将・楽毅の言葉である。
なんらかの事情があって、ある人と絶交しなければならなくなったとしても、
その人の悪口を言わない。
あるいは、仕えていた国を去ることになったとしても、
自分だけは潔白だったなどと自己弁護することはない、
と教えている。
孟子は、斉王に仕えていた。
斉王が全く聞く耳をもたなかったため、
国を去る決心をしたが、斉王を怨んだり、
斉王の過失をあげて自分が正しかった、などと
人々にふれまわることもなかったという。
現代的に言えば、
会社をやめることになったとしても、
やめた会社の悪口を言わない、ということである。
なるほど、それは見習おうと思うだろう。
ただ松陰は、
「ことさら上辺を飾って、立派な人のふりをしろということではない」
と釘をさしている。
さて松陰は自らの行動で示している。
死の年の1859(安政6)年5月、
野山獄にあった松陰に「江戸移送」の知らせがとどいた。
松陰は、江戸で幕府の取り調べを受けることになった。
長州藩によって野山獄にしばられていた松陰は、
藩に対する怨みをもってもおかしくない立場にある。
江戸で長州藩の「悪口」を言ってもおかしくないのだ。
ところが「江戸移送」の知らせを聞いた日の夜、
松陰は早くも長州藩にこう書き送っている。
「幕府の取り調べのさい、
私が藩政府に罪を転嫁するかもしれないという声が聞こえてくる。
わかっていない。
(中略)
(中略)
私はこれまで他人を不忠とか不義とか罵ってきた人間である。
いま、藩に難を招かぬよう、
自分の身を犠牲にする覚悟くらいはできている」
出典 吉田松陰に学ぶリーダーになる100のルール 沢辺有司 彩図社
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例え人と何かトラブルがあったとしても
決してその人のことを悪く言わない。
己の保身より、誇りを大切にする。
他責でなく自責で生きる。
なんと美しい心でしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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