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院長ブログ
2015.06.20
『カタカナの手紙』
おはようございます!!!
今日も一日、全力で顔晴ります!!!
「カタカナの手紙」
先日、コンサルタントをしている友人から、
福岡県にものすごくサービスの良い美容院があるから
参考にしたほうが良いと言われて、
『愛と感動の美容室 バグジー』(田原実著、インフィニティ)を読みました。
お客様とのきずなが強くて、
遠くからピザの差し入れが届くこともあると書いてあって驚いたのですが、
あるお客さんとのエピソードを呼んで納得しました。
この美容室に、二十八歳のダウン症の女性が来店しました。
彼女の知能が五、六歳程度であまり話すこともできなかったのですが、
スタッフ全員が明るく接したのでとても喜んでいました。
その対応がとても気に入った彼女は、
毎日のようにお店に遊びに来るようになります。
しかし、ある日スタッフが忙しく、
誰も彼女の相手ができませんでした。
そして、それ以来、
彼女は店に来なくなってしまいました。
心配した担当のスタッフが、
彼女に手紙を書こうと思いつきました。
このスタッフは、
彼女が手紙の内容を自分で読めるようにと考えて、
宛名を含めてすべてカタカナとひらがなで書きました。
彼女はご両親と一緒に住んでいたのですが、
十六歳の頃からずっとポストの郵便物を取りに行くのが、
家での日課でした。
ポストに取りに行くときに、毎回彼女は、
密かに自分宛の手紙が来ないかを楽しみにしていました。
しかし、漢字が読めない彼女は、
自分宛の手紙に一度も気がつきませんでした。
この美容室からの手紙が届いたとき、
彼女はひらがなで書かれた名前に気づいて驚きました。
そして、急いでお母さんのところに戻ると、
「これがきた!」
と喜んでお母さんに手紙を見せました。
喜んだ彼女はいつもなら早く寝てしまうのですが、
夜遅くまで働いているお父さんに報告したくて、
お母さんと一緒に寝ないでお父さんの帰りを待っていました。
お父さんが帰ってきたとき、
「これがきた!」
と喜んでる娘の姿を見て、お父さんは涙が出ました。
気がつくと家族三人で泣いていたそうです。
後日、お父さんが、
「娘が不憫で人前に出さないようにしていました。
でも、こんな出会いがあるんだったら、もっと人前に出すようにすれば良かった」
と話していました。
本当にお客さんのことを思っているサービスは、
その人の人生も変えることができるのだと思いました。
真心を売るお店は素晴らしいですね。
真剣に相手の立場になって考えることが大切ですね。
そうすれば、相手のためにできる工夫が見つかると思います。
ほんの少しの工夫が相手の心に響くことが多くあります。
このお父さんのように、考え方を変えさせられてしまう人もいます。
買い物をしたときに、目を合わさず、下を見ながらお礼をお店もあります。
ひどいお店になると、
お店の中に入ったときに誰も挨拶をしてくれません。
お店で売ってるものは、商品やサービスだけではないと思います。
「私たちは美容師ですが、私たちに売り物は美容ではなくて真心なんです」
バグジーの社長さんの言葉です。
出典 小さな幸せに気づく24の物語 中山 和義 フォレスト出版
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私も以前、バグジーの本を読んだことがあります。
「サービス」といったレベルのものではありませんでした。
どう表現すれば適切なのかわかりませんが、私が感じたのは「愛」なのかなと
本当に相手のことを思って、それが行動として表れている。
そしてそのレベルが抜群に高い!
そして全員が本当に高いレベルでの思いやりとそれを表す行動力を持っている。
もっともっと学ばなくては・・・・
最後までお読みいただきありがとうございました。
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