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院長ブログ
2016.03.09

『おじいちゃん、おばあちゃんは・・・・』

『おじいちゃん、おばあちゃんは・・・・』

おはようございます!!!
今日も一日、全力で顔晴ります!!!!


「おじいちゃん、おばあちゃんは私の誇りです」



「おじいちゃん、おばあちゃんは私の誇りです」

お孫さんにこんな言葉をもらったおじいさん、おばあさんは、
世界中で一番しあわせなおじいさん、おばあさんでしょう。


こんなお子さんを育てたご両親もまた、
お子さんを誇りに思うでしょう。


少し前になりますが、
平成12年度少年の主張島根県大会

「いま、中学生が訴えたいこと」

でのことです。


中学2年生の女の子の発表した

「祖父と祖母に学ぶ」

が、優良賞に輝きました。



私はその発表を記録集で読んだのですが、
そこには、女の子が祖父母を誇りに思う気持ちがあふれていて、
たいへんに感動しました。
こんな内容です。



女の子の祖母は片方の足がほとんど動かず、
歩くときにはひきずるように歩いていました。


ある時、お母さんから祖父と祖母が結婚した時の話を聞きました。
周りの人は、祖父に

「もっと普通の人と結婚すればいいのに・・・・」

とか、

「わざわざ体の不自由な人と結婚しなくてもいいじゃないか」

などと言って猛反対したそうです。



その時、祖父がどう考えていたのか、
その子は直接おじいちゃんに聞きました。


祖父は

「別にたいして気にしとらんかったからなぁ」

と、少し照れながら話してくれました。


「足が悪いといったって、
そりゃ、単なるその人の特徴でなぁ。
欠点やなんかじゃないと思うんだ。
背が高いとか低いとかそういうことといっしょでのう、
その人の個性だがや」。



女の子は、この言葉にハッとしました。
体の障害を、その人の欠点ではなく個性と考える。


心の中のもやもやがいっぺんに晴れたそうです。
そして彼女はこう言っています。



「障害は、その人の個性なんだ。
私はこれが障がいを持つ人たちに接する時に、
最も大切になる考え方ではないか。

またそれは、心ある人間としての当然の考え方ではないかと、
考えるようになりました。

もし祖父に『障害を個性と見る』やさしさがなかったら、
私は生まれ、こうしてここに存在しなかったのです」


「しっかりした考えを持ち、
周囲の反対にも負けないで結婚を貫いた祖父と祖母。
私は、二人のやさしさと勇気が、
今の私の中にしっかりと流れているのを感じます。


二人から母へ、
そして母から私へとつながった命の鎖。

その鎖が

『障害はその人の個性なんだ』

という考え方によってつながっている。

そう思うと私は胸の奥が
ジーンと熱くなるのを感じます」





出典  しあわせを感じる喜び   著  林 覚乗   文芸社

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ステキなお話です。


おじいちゃんもステキ
そのステキなおじいちゃんからの話から何が大事なことか感じ取れる
お孫さんの感受性も素晴らしいと思います。




最後までお読みいただきありがとうございました。


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