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院長ブログ
2018.03.30

アトピー ステロイド 副腎 砂糖 心療内科 薬

アトピー ステロイド 副腎 砂糖 心療内科 薬

アトピー→ステロイド→副腎→砂糖→心療内科→薬

アトピーのお子さんを持つお母さん方の心配で多いのがステロイドです。
このまま使い続けていいのか?
体調が悪くならないだろうか?
といったことです。


長い目で見たら明らかに良くありません。


そもそもなぜステロイドを使うのか?
ステロイドには「強力な抗炎症作用」があります。
「強力な」です。(弱いステロイド薬でも十二分に強いです)

強力なので、はじめのうちはものすごく効きます。
かゆみも湿疹も嘘のように消えます。

しかし本来は人間の体にもステロイド(ホルモン)があります。
副腎皮質ホルモンと呼ばれるものです。

体が本来の働きをして、体の異常をキャッチすれば副腎皮質ホルモンが出て炎症を抑えます。
アトピーのひとつの原因としてはこの副腎皮質ホルモンが出ていないこともあります。

そのステロイドを塗る、または飲む。
効きますが、使い続けるとどうなるか?

体は同じ刺激を加え続けると慣れてくるためにだんだん効かなくなってきます。
するともっと強いステロイドを使わなければいけなくなります。

これを繰り返すことで体にどんどん強い薬が入っていきます。
強い薬の副作用で二次的に他の内臓に負担がかかり体が悪くなっていきます。

加えて、ステロイドを使い続けたためにもともとの副腎皮質ホルモンから
ステロイドホルモンが出なくなるため副腎という内臓が萎縮を起こし、
機能低下に陥ります。

副腎は小さい臓器ですが、血圧、血糖値、ミネラルバランス、ストレス対応、抗炎症作用など
非常に重要な役割を果たしています。

そのため副腎が萎縮するとこういった体内の微調整ができなくなるため、
疲れやすい、疲れが取れない、イライラする、キレやすくなる、だるい、めまい、ふらつき、
気候に左右されやすいなど体が常に不調な状態になります。

そしてステロイドを使い続けなくてはならなくなり体調不良から抜けられなくなります。
人によっては甘いものが食べたくなります。
砂糖は麻薬と同じなので、一時的なリラックス効果がありますが、
依存性、中毒性が強く血糖値が急激に上下するため
さらに体は消耗していきます。

そして、場合によっては原因不明の体調不良で心療内科に回され、
薬を処方されて、さらに体調不良という負のスーパースパイラルに入ります。

そこまで…と思うかもしれませんが、
これは実際にある話です。

子供の未来を考え、適切な治療を受けていただきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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