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院長ブログ
2014.06.27
『正しいか正しくないかではなく楽しいか楽しくないかでもなく』
おはようございます!!!
今日も一日、全力で顔晴ります!!!
「正しいか正しくないかではなく楽しいか楽しくないかでもなく 」
足を踏まれて、「あいたたた・・・・」。
こんなとき、足を踏んだ人が謝るのは当然ですが、足を踏まれた人も「ごめんなさい」と謝る。
これが粋な江戸っ子でした。踏まれた人が謝るんです。
「私がボーッとしていたのも悪かったんです。こちらこそごめんなさい」というふうに。
これは、「うかつあやまり」と呼ばれた江戸の作法、”江戸しぐさ”のひとつです。
足を踏まれたほうが謝る。これって「正しい」か「正しくない」かで考えたら、たぶん正しくないでしょう。
でも、正しい、正しくないって、時代や地域、文化によっても大きく違うんです。
例えば、結婚している人が恋愛することって、どう思いますか?
日本では、不倫と後ろ指を指されますが、アフリカには、一夫多妻制の部族がいて、
そこでは、結婚している女性が、独身女性に向かって
「あなたは本当に素敵だから、うちのだんなのお嫁さんになるといいよ」
と言って、普通に男性ひとりと女性5人が、一つ屋根の下、幸せに暮らしていたりします。
日本だって『源氏物語』に代表される平安時代の貴族は、一夫多妻制。
しかも、夜、夫が妻のもとを訪れ朝になると帰っていく「通い婚」が一般的でした。
現在のような一夫一妻制の婚姻制度は明治時代から始まったわけで、まだ歴史は浅いです。
「正しいか間違っているか」で判断すると、アフリカの部族は間違っているし、昔の日本は間違っているということになってしまいます。
でも、正しい、正しくないは、時代や地域、文化によっても大きく違うのです。
そこで、最近は「正しいほう」を選択するのではなく、「楽しいほう」を選択しようという流れがでてきました。
でも、これもちょっと待って。
例えばお酒の席で、みんなが「自分さえ楽しければいい」と思って飲み続けたら、周りの人のなかに、
いやな思いをする人がでてくるかのしれませんよね。
じゃあ、これからの時代の価値観は?
「粋か野暮か」という価値観はどうでしょう。
さっきのお酒の席の例えで言えば、「自分たちが楽しみつつ、周りの人も、お店のスタッフも心地いい」
というのが、「粋」です。
自分たちだけでなく、周りのみんなのハッピーを考えることが粋で、
逆に自分のことしか考えないのは野暮。
正しいか正しくないかではなく、
楽しいか楽しくないかでもなく、
粋か野暮か。そこで決めてみませんか?
すると、みんなが幸せな社会が生まれてきます。
それに、この粋な生き方って、私たちの遺伝子にはなじみのあるものなんです。
新しい価値観ではなく、江戸っ子たちが普通にやっていた生き方ですから。
粋か野暮か。これから再び見直されてくる価値観だと思います。
出典 人生に悩んだら「日本史」に聞こう 著 ひすいこたろう&白駒 妃登美 祥伝社
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「うかつあやまり」 結構好きな価値観です。
お互い様って思っていると、ちょっとしたことで怒ったり
イライラしたりって減ってくるかなって思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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